思えば僕が小さかった頃は
まだ携帯電話もなかったし、パソコンも普及しておらず
海外旅行にいけるひとはお金持ちだけだった。
情報のツールは
テレビか、学校や会社の身近なネットワーク
あれよあれよと時代は移り変わり
家でゴロゴロしていても
片手に収まる小さな板で、常に情報が入り
自ら情報を発信することも容易になった。
現実が逆転してネット住民になったヒトもいるほど
ネットはツールという枠を越え、暮らしの一部になっている。
自分自身、いまパソコンと向き合ってブログを書いている。
古い生地を解体し洋服を創り、ベランダではパクチを育てている
こんなアナログな僕でさえネットを見ない日はほとんどない。
いまから生まれてくるこどもたちは
なにを想うだろうか。
まわりにはパッケージ化され既につくられた商品だけが並び
膨大な情報のなかで知識だけは老人なみに頭でっかちとなり
画面を通した情報を真実と錯覚し、経験したような気になる。
そんななかで、re makeという価値は
子供たちの将来にも深く関わっているわけで
”再び創る”という
解体することからはじまる
知識ではなく、知恵を育てる実体験が
次世代の豊かな未来に、繫がっていくような気がしている。